【大阪関西万博】団体チケット完全ガイド:予約方法からパビリオン攻略まで

大阪関西万博の入場チケットを手配する際に知っておくべき基礎知識と、個人向けおよび団体向けチケットの詳細について解説します。特に団体でのパビリオン予約に関するよくある質問も取り上げますので、ぜひ最後までお読みください。



大阪万博団体の基本情報
大阪関西万博への来場を計画する際、事前に知っておくべき情報がいくつかあります。特に、入場ゲートの選択や来場日時の予約制度については、スムーズな体験のために重要なポイントです。本記事では、これらの基礎知識を詳しく解説し、万博を楽しむための準備をサポートします。
入場ゲートは2箇所
大阪関西万博には、主に2つの入場ゲートがあります。西ゲートと東ゲートです。これらのゲートはそれぞれ異なる交通手段に対応していますので、事前に確認しておくことが重要です。
- 東ゲート:主に電車を利用する来場者向けです。地下鉄や自転車、障害者用駐車場も利用可能です。
- 西ゲート:バスを利用する来場者向けです。特に、貸切りバスやタクシーの停留所が近くにあります。
なお、会場外では西ゲートと東ゲートの間を徒歩で移動することはできませんので、帰りの際は注意が必要です。
西ゲート・東ゲートの2つの入場ゲートがあり、来場手段・退場手段によって利用ゲートが異なる。
(会場外で西ゲート・東ゲート間の徒歩移動はできないので、特に退場時はゲートを間違えないよう注意!!)
【東ゲート利用】 Osaka Metro中央線、自転車、夢洲障がい者用乗降場を利用可の貸切バス など
【西ゲート利用】 (夢洲第2交通ターミナル) 貸切バス
(夢洲第1交通ターミナル) 駅シャトルバス、空港直行バス、高速バス、
パーク&ライドシャトルバス、タクシー など
※基本的には、 【東ゲート】Osaka Metro中央線 、 【西ゲート】各種バスなど で入場ゲートが異なる

団体バス停車場所は夢島第二交通ターミナル
会場の配置図は、中央に円形のリング部分があり、その周辺に各種パビリオンがあります。右側には東ゲート、左側には西ゲートがあります。この配置を理解することで、目的のパビリオンへのアクセスがスムーズになります。
- 東ゲート周辺:夢島第一交通ターミナルがあり、JR大阪駅や新大阪駅からのシャトルバスが利用可能です。
- 西ゲート周辺:貸切りバスが停車する夢島第二交通ターミナルがあります。
また、貸切りバスの停車場所から西ゲートまでの距離は850mから1.2kmほどです。移動には約15分程度かかることを考慮してください。

大阪万博団体チケットの予約時期
大阪関西万博では、混雑緩和や来場数の平準化を目的として、事前の来場日時予約が必要です。個人での入場チケットを取得する際は、6ヶ月前から予約が可能です。
- 個人の場合:来場日時の6ヶ月前から予約可能。
- 団体の場合:特に制限なく、会期末の10月13日まで予約が可能。
来場予約を行う際は、日付と来場時間(9時から20時の間の1時間帯)を選ぶ必要があります。特に、予約後の変更ができない場合もあるため、慎重に選択してください。
●来場日時予約制度
会場や、道路・交通機関の過剰な混雑を緩和して1日あたりの来序者数の平常化を図るために、「来場日時予約制度」が導入されており、個人・団体とも事前の来場日時予約が基本となる。
(1)個人の来場日時予約
来場日の6ヶ月前から開始 例)2月13日現在、8月13日までの来場予約が可能
(2)団体の来場日時予約
6ヶ月前の制限はなく、全期末の10月13日まで来場予約(仮予約)可能
●来場日時予約を行うために最低限必要な事項
・来場日
・団体の来場日予約 9時〜20時までの00分 の 12個より選択 (団体予約の場合、来場手段を選択することで自動的に入場ゲートが きまる)
大阪万博の来場日時予約制度について
来場日時予約制度は、万博の混雑を避けるための重要な手段です。個人の方は、予約ができる期間が限られていますが、団体の場合はより柔軟に対応できます。
予約時には、以下の点に注意してください:
- 日付は変更できません。
- 来場時間や入場ゲートの変更が必要な場合は、再予約が必要になることがあります。
これにより、来場者の流れをコントロールし、より快適な体験を提供することができます。
大阪万博IDの登録は早めに登録しよう
万博IDは、大阪関西万博の各種サービスで利用できる共通のログインIDです。公式ホームページから自分で登録することができます。
万博IDを登録することで、個人の来場日時予約やパビリオンイベントの予約が可能になります。登録しておくことで、さまざまなサービスを便利に利用できるため、ぜひ早めに登録を済ませておきましょう。
・大阪・関西万博の各種サービスで利用する共通のログインID
(公式HPにてお客様自身で万博IDを登録が必要)
・万博ID登録で利用できるサービス
①「公式Webサイトでの入場チケットの購入」
②個人の来場日時予約
③パビリオン・イベントの予約
④パーク&ライド駐車場・駅シャトルバスの予約
⑤万博メールマガジンの配信 等
ほかにも万博IDを利用できる様々なサービスが展開される予定で詳細は順次発表予定
大阪万博チケットIDはQRコードで表示
チケットIDは、大阪関西万博のデジタルチケットに関する重要な要素です。チケットIDは、10桁のアルファベットと数字で構成されており、QRコードとして表示されます。このQRコードをスマートフォンで表示したり、印刷した紙で提示したりして、万博に入場します。
●チケットID
・大阪・関西万博のチケットはすべて電子チケット(=チケットIDとなる)
※チケットIDは10桁の「アルファベット・数字」で構成される
・「QRコード」をゲートで掲示して入場する。
※「QRコード」による入場はスマートフォン等で表示するだけでなく、印刷することも可能
・団体の場合、団体人数分のチケットIDが発行され、各個人が「QRコード」をゲートで表示する【個別入場】が基本
(個別入場でも一団となっての入場は必要)
※小学校低学年、障がい者様等、万博協会が認めた場合のみ、団体代表者1名のチケットIDのみで入場を行う【一括入場】も可能。
但し一括入場の場合、チケットIDが1つのため、会場内でも常に同一行動が必要となる。

団体の場合、例えば200名の団体であれば、100枚のチケットが発行され、各個人がQRコードをゲートで表示する個別入場が基本です。ただし、小学校低学年の場合、万博協会の認可があれば、チケットID1枚で一括入場も可能です。しかし、これは例外です。
大阪万博入場チケットのイメージ
入場チケットのイメージは、左側がスマホ表示、右側が印刷表示の例です。印刷する場合は、A4サイズで印刷し、4つ折りにすることが推奨されています。折りたたみ方の図も参考にしてください。

印刷したチケットには、いくつかの注意事項が記載されています。特に重要なのは、パークアライド駐車場の利用や、会場内が基本的にキャッシュレスであること、大型荷物の持ち込みが禁止されていることです。入場時には手荷物検査が行われるため、事前に確認しておくと良いでしょう。
1,万博会場には自家用車では来場できません。
原則として、公共交通手段をご利用ください。
自家用車を利用される場合は、万博パークアンドライド(P&R)駐車場を予約してください。
2,会場内の買物・飲食に現金は使えません。
クレジットカード、電子マネー、コード決済などの支払手段をご用意ください。
3,大型荷物は会場内に持ち込めません。
4、入場前には手荷物検査を行います。
持込禁止物はホームページに記載しています。
5,会場内は禁煙です。
6,会場内へのペット同伴入場はできません。
7,熱中症にご注意ください。
帽子やマイボトル等を持参ください。
個人向けチケットの種類
個人のお客様向けのチケットには、早割り1日券や1日券、チケット引き会見など、さまざまな種類があります。早割り1日券と1日券の違いは、発売の時期のみで、内容は同じです。

販売手数料は、チケットの券面額の2.5%となります。販売店様への請求は、発行したチケットの金額から手数料を引いた金額で行われますので、事前に確認しておくと安心です。
チケット引換券というものがある?
チケット引換券は、チケットIDに引き換えができる特殊なチケットです。通常のチケットは必ず来場日時を予約する必要がありますが、チケット引き会見は、当日入場券と引き換えが可能です。
利用方法は、来場日時の予約なしで当日引き換えを行う方法と、事前に来場日時を予約して入場する方法の2つから選べます。予約日時の変更は、最大3回まで可能です。
●チケット引換券
①来場日時予約なしで、当日入場券と交換して入場(基本、予約必須須日を除く11時以降の入場に限る
②事前に万博公式サイトで来場日時予約して入場
※一度来場日時予約すると、その後の来場日時変更は3回まで可
来場日時予約なしで、当日入場券と交換して入場
基本予約必須日を除く<11時以降の入場に限る>
①万博会場の入場ゲート前案内所にて、「引換券」をお試しください。
②引換券に印字された一次元バーコードを読み取り、入場チケット(二次元コード付き当日入場券)と交換いたします。※有効引換券は回収いたします。
※パビリオン・イベント抽選申込をご希望の場合は選べる②にて来場日時予約が必要です。
事前に万博公式サイトで来場日時予約して入場
①引換券に印字されたシリアルコード(引き換え番号)を万博公式サイトに入力して「チケットID」を取得する。
②万博公式サイト「万博ID」を登録し、取得した「チケットID」を追加登録することにより、来場日時予約が可能になります。
③来場日時が予約されると、二次元コード付きチケットが表示・印刷可能となります。
④「万博ID」に「チケットID」を登録することで、来場日時変更やパビリオン・イベント抽選申込等も可能になります。※パビリオン・イベント抽選申込み期間内に限ります。
チケット引換券のメリットとデメリット
チケット引き換えのメリットは、当日引き換えが可能である点と、事前予約の選択肢があることです。しかし、デメリットとして、予約が必要な場合は手間が増えることや、1日券のみに制限されることがあります。
・ 事前に来場日時予約をする場合は、チケット(10桁のチケットID)直接購入に比べ、シリアルコード➡チケットID交換という手間が余分に発生
・ 券種が(早割)一日券のみ
・ 「当日引換」と「事前来場日時予約」を選択できる
・ 来場不可日・11時以降入場に限るという制限はあるが、当日会場で引換の「紙チケット」として使用できる

・ PCやスマホが苦手で、来場日時予約が困難な方への販売
・ 企業の福利厚生等で、来場日時の決まってないチケットを多数の方に紙で配布したい場合
・ 在庫を抱えてでも、お客様に即売できるようにしたい場合
例えば、7月18日までに入場する場合、前期券が5000円に対し、1日券は6700円や7500円となり、金額的に高くつく可能性があります。この点も考慮して、チケット購入を検討してください。
大阪万博団体用入場チケットは15名以上から
団体用入場チケットは、大阪関西万博への訪問を計画する際に、特に15名以上のグループに適したチケットです。主に一般団体割引券と学校団体割引券の2種類が用意されています。
一般団体割引券は、15名以上の団体に対して提供され、販売手数料は券面額の2.5%となります。さらに、31名から50名の団体には1名が無料となる特典もあります。
学校団体割引券については、生徒が1名以上いれば手配可能で、教職員は無料となります。生徒50名につき1名の教職員が無料となる特典もあります。

大阪万博団体申し込み方法
団体申し込みは大手旅行会社JTBを通じて行います。申し込みフォームには、来場日、来場時間、団体区分(一般団体または学校団体)、チケット枚数などを記入します。
重要な注意点として、団体の申し込みは決定団体のみが対象で、変更できない項目があるため、内容をよく確認してから申し込むことが求められます。
よくあるお問い合わせ
団体チケットに関してよく寄せられる質問として、来場時間の変更についてがあります。予約した時間以降であれば入場可能ですが、予約した時間前に到着した場合は、指定された時間まで待機する必要があります。
また、退場時間についても、指定した時間よりも前後に自由に退場できるため、流れ解散が可能です。団体人数が15名以上の場合でも、当日14名以下になった場合はそのまま入場できます。
Q : 一般団体割引券は15名以上が条件のため15名以上で購入したが、当日14名以下となった場合、一般団体割引券で入場できますか?
A : 当日の人数が14名以下となってしまっても、そのまま一般団体割引券を利用して入場はできる。(15名以上で買取の認識)
Q : 選択できる来場時間は1時間単位の00分のみだが、00分以外の入場はできますか?
A : 来場時間はシステム上、1時間単位で00分での予約となるが、例えば10時30分入場希望の場合、来場時間は10時で予約する(予約した来場時間以降であれば入場可能)。逆に来場時間10時の予約で、9時45分にゲート前に到着した場合、10時まで入場できない。
Q : 選択できる退場時間は1時間単位の00分のみだが、流れ解散の場合どうすればよいですか?
A : 退場時間を指定して予約はするものの、事前予約している退場時間より前でも後でも退場は自由にでき、個人別の流れ退場も可能。そのため、退場時間は、概ね多数の方が退場しそうな時間を1時間単位の00分の中から選択。
Q : 貸切バスの乗降場及び待機場の手配はどうなりますか?
A : 貸切バスの乗降場及び待機場は以下のURL(バスターミナル入退場予約システム)にて販売店様が手配。
https://busparking-reserve.expo2025.or.jp
※30日前までは仮予約となり、30日前~7日前の間にクレジットカードでの決済が必要。7日前までに決済しなければ仮予約はキャンセルになる
※貸切バスの乗降場(夢洲第2交通ターミナル)から西ゲートまでは平均約1000m(徒歩約15分)の距離となるため、この間の移動時間を考慮して、乗降場を予約する必要がある。
・降車場予約 : 利用時間は入庫時間から10分
・乗車場予約 : 利用時間は入庫時間から60分
・待機場予約 : 1回の予約でその日営業時間内は何度でも出入り可能
Q : 飲食物の持込はできますか?
A : お弁当含め、食品全般の持込は可
飲み物は、酒類全般(容器や開封未開封問わず全て)、瓶・缶類の飲料は持込不可
※マイボトル、水筒を推奨、ペットボトルも酒類でなければ持込は可
Q : 団体での食事会場の予約はできますか?
A : 団体での食事会場の予約は、サイトで確認した限り現状不可。
※「EXPO 2025 Visitorsサイト」のグルメのページ(以下URL)に41店舗(2月10日現在)の
飲食店が紹介されている。
各店舗のページを開くと、「予約受付」の欄があるので、そこを確認して基本は直接予約。
https://www.expovisitors.expo2025.or.jp/gourmets
※上記とは別にJTBとしても、飲食店とのクーポン契約の交渉は行っているとのこと。
条件整備が整えば、一部飲食店で団体での食事会場手配を行える可能性もあるが、未確定。
団体でのパビリオン予約方法
団体でのパビリオン予約には、個別に予約を行う方法と、団体としてまとめて予約する方法があります。個別予約の場合、各参加者が自分でパビリオンを予約しますが、団体予約の場合は一括で申し込むことができます。
団体予約を行う際は、希望のパビリオンや時間をしっかりと記載することが大切です。希望が多い場合、分割での回答になることが多いため、柔軟に対応する心構えも必要です。